高校新人戦 静岡県大会1回戦 vs 富士高校 2023/1/14
○ 8-0
会場:開誠館総合G
新チーム高校17期の公式戦初陣だ。
前年度静岡県高校選手権チャンピオンチームともなると、メディアの取材がすごい。記者が5~6名。テレビの撮影まである。
駆けつけた取材陣に対して「今年もやるな」と思わせたい。
激しい雨の中、試合が始まった。
序盤こそやや攻めあぐねていたが、先制点を取ると、後は攻撃一方。
前半5点。大幅にメンバーを入れ替えた後半も3点取って快勝し、良いスタートを切ることが出来た。
浜松開誠館新チームが8発で快勝…全タイトルを制覇狙う
◆サッカー ◇静岡県高校新人戦 (14日、浜松開誠館総合Gほか)▽1回戦 浜松開誠館8-0富士
今季の県高校サッカー界を占う戦いが開幕した。1回戦30試合が行われ、全国高校選手権に出場した浜松開誠館の新チームは富士と対戦。ほとんどがトップチーム初出場の選手だったが、大量8ゴールを奪って大勝した。
降りしきる雨もなんのその。試合開始と同時に、開誠館の赤いユニホームが富士ゴールに襲いかかった。両サイドからのクロスに合わせて、複数の選手がゴール前に勢いよく飛び込んで行く。前半16分、CKのこぼれ球をDF坂田槙が頭で押し込むと、1分後にはMF長谷部響輝(ともに2年)が左からのパスに反応して冷静に決めた。
全国選手権でレギュラーを務めた1、2年生はベンチ外。「戦力を見極めるため、公式戦の経験の少ない子を優先した」と青嶋文明監督(54)。5点リードのハーフタイムに4人が交代するなど、計18人がピッチに立った。巡ってきたトップチームでの出番に、全員が目の色を変えてボールを追いかけた。
なかでも後半から出場してセンターバックを務めた伊礼郁哉(2年)は、同16分のセットプレーで公式戦初ゴール。身長171センチだが「自信があるんです」というジャンプ力を生かして頭で決めた。「まだミスが多い」と反省しつつも「いいアピールができた」と目を輝かせた。
目標は全タイトル制覇。新チームが始動した先週の全員ミーティングで、話し合って決めた。「試合経験を積むことで4月からの活動の足がかりにしたい」と指揮官は言うが、イレブンは「まず新人戦で優勝を」と気合が入っている。トップ下で攻撃を引っ張った長谷部も「選手権はスタンドで見ていました。3年生よりもいい結果を残したい」と力をこめた。
チャンスをもらった1年生も躍動。80分フル出場して後半に1得点したMF森中悠人(1年)は「去年と比べて小粒だと思われていますが、その評価を覆して優勝したい」とV宣言。公式戦での新たな競争が、チームをレベルアップさせていく。 (里見 祐司)
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