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高校選手権決勝トーナメント準々決勝 2024/11/2
◯ 東海大翔洋 2-1 森下 水谷
会場:裾野運動公園 陸上競技場
開誠館の巧さと強さを見せつけた、鮮やかな逆転劇だった。
Aリーグで絶好調の翔洋を相手に、前半はやや引き気味になり、開誠館本来のプレーができなかった。試合は膠着し、なかなか得点機を得られない。そうするうちに、カウンターから得点を許してしまう。翔洋にとっては、ワンチャンスを確実にものにした形だ。
1点を追う後半は、一転して開誠館のペースとなった。積極的に前に出て、相手を圧倒していく。特に後半10分に橘が放ったミドルシュートは、惜しくもポストを直撃したが、相手をビビらせるには十分な一撃だった。
後半21分には中盤から森下が放ったスーパーミドルシュートが決まり、同点に追いつく。さらに、左サイドの田中のクロスを、ゴール右側から水谷がジャンピングボレーで合わせて勝ち越しに成功。その後も攻撃の手を緩めず、最後まで翔洋に反撃の機会を与えなかった。
今日、選手たちが試合前に着ていた黒のジャージは、4年前の14期生が着ていたものと同じだ。14期生は選手権の準決勝で翔洋に敗れている。今日は、そんな先輩たちの思いを背負っての戦いだった。こうして、開誠館魂は伝承されていくのだ。
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