浜松開誠館・赤い稲妻⑬（スポーツ報知）
ＤＦが嫌がるプレーを知るＦＷ宮崎剛瑠＆学年トップ成績のＤＦ堀江宰吏…浜松開誠館・赤い稲妻（１３）全国高校サッカー１２・２８開幕
2022年12月17日 11時17分スポーツ報知
宮崎剛瑠（３年）は身長１８０センチの大型ＦＷ。打点の高いヘディングと右足の強いキックが武器だ。だが中学まではＤＦ。清水エスパルスジュニアユース時代はセンターバック（ＣＢ）として全国大会のピッチに立っている。高校でボランチ、今夏に前線へ回ったが、「一番好きなのはＣＢです」。
だからＤＦの気持ちは手に取るように分かる。攻撃の最前線で相手のＣＢと駆け引きしながら激しく競り合い、体を張ってポストを務め、「相手が『嫌だな』と思うプレー」をやり続ける。そしてゴールへ向かう。
選手権の初戦の相手は前回準Ｖの熊本・大津。「せっかく全国に行くのだから強い高校がいい。最高の相手と戦える」と闘志をのぞかせた。個人練習ではシュートを打ち続け、出番に備えている。
（里見 祐司）
◆宮崎 剛瑠（みやざき・たける）２００４年８月９日、焼津市生まれ。１８歳。サッカーは幼稚園から。清水エスパルスＪＹ時代に全日本クラブユース出場。１８０センチ、８０キロ。家族は両親と兄。
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堀江宰吏（３年）の成績は学年でトップ。国立大を目指しており練習のある日でも最低１時間、オフの月曜は３時間、机に向かっている。
その明敏な頭脳を生かして、最終ラインで相手を止める。先月末のプリンスリーグ（対富士市立）では、受験で欠場した原田渉夢（３年）に代わってセンターバックを担当。ＤＦ陣を指揮し、９０分フル出場して４―１の勝利に貢献した。「原田を超えられるように、これからアピールしていきたい」と燃えている。
雄姿を見せたい双子の兄がいる。幼稚園時からともにプレーし、中学時代には千葉県選抜に一緒に選ばれた珠丞（たすく）さんは、地元の県立高に進み、すでに引退した。「静岡で優勝したときには、うらやましい！と喜んでくれました。会場が埼玉なので見に来てくれると思います」。大津の攻撃陣を止めるべく、準備を重ねていく。
◆堀江 宰吏（ほりえ・つかさ）２００４年５月６日、千葉県生まれ。１８歳。サッカーは幼稚園から。市原国分寺台西中出身。１６７センチ、６３キロ。家族は両親と兄。
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