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浜松開誠館・赤い稲妻⑥(スポーツ報知)
MF菅原太一は静岡県得点王も内容不満、さらなる進化へ……浜松開誠館・赤い稲妻(6)全国高校サッカー12・28開幕
菅原は静岡県選手権で4ゴールを挙げた得点王。準決勝で1―1の後半20分に勝ち越し点を奪い、前年王者でV候補の静岡学園を沈めた雄姿は記憶に新しい。
7月まではAチームにからめなかったものの、守備力と走力を鍛え込んで9月からレギュラーに定着。青嶋文明監督(54)は「大会のラッキーボーイになった」と活躍に目を細める。
だが本人は「周りに助けられての得点ばかり。内容はまだまだです」と満足していない。静学戦はMF松本大樹(3年)から絶妙のパスを受けてのもの。決勝ではゴールできなかった。「持ち味のドリブルからのシュートを選手権で見せたい」と燃えている。
堂安イメージ 3日に行われたプリンスリーグ最終戦(対常葉大橘)では、右サイドから切れ込んで左足でミドル。惜しくも枠を外したが、スペイン戦で日本代表MF堂安律が決めたシュートをイメージしていた。「あれを決められるようになりたいです」
この試合では不慣れなボランチを担当。いつもより1列下がった位置からパスをさばき、橘の攻撃もしっかりと止めた。新たな一面を見せた点取り屋は、全国までにさらなる進化を遂げそうだ。(里見 祐司)
◆菅原 太一(すがわら・たいち)2005年9月14日、伊東市生まれ。17歳。サッカーは小1から。清水JY出身。170センチ、64キロ。血液型O。家族は両親と姉。
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