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浜松開誠館・赤い稲妻④(スポーツ報知)
MF今井航、ハードワークで相手封じる……浜松開誠館・赤い稲妻(4)全国高校サッカー12・28開幕
12/3(土) 8:25配信0
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MF今井航はハードワークで相手の攻撃の芽を摘み取るボランチだ。決勝ではひとつ前に位置を上げて藤枝東のアンカーをマーク。パスワークをつぶし、大会MVPに選ばれた。
もともとは攻撃的なプレーヤー。今夏までは前田康尋主将(3年)とダブルボランチを組み、積極的に前に出ていた。だが県総体準々決勝で磐田東に敗れ、「守備を重視するように意識を変えました」。毎日の練習でボールを奪うテクニックを磨き込んだ。
そんな努力が、思い出の場所・エコパスタジアムで実を結んだ。小6だった16年の秋、選手権の県決勝を観客席で観戦。初優勝を狙った開誠館は藤枝明誠に2―3で敗れたものの、その戦いぶりに感動した。「このチームでやりたい」と付属中に進んだ。そして6年。自らの手で栄冠をつかんだ。「(決勝の)スタンドを見て、当時のことを思い出しました。開誠館に来てよかった」 赤いユニホームに誇りを持って全国の舞台に臨む。「自分たちらしく笑顔でプレーしたい」。全力でピッチを駆け回り、相手の長所を消しにいく。(里見 祐司)
◆今井 航(いまい・こう)2004年12月3日、浜松市生まれ。18歳。サッカーは幼稚園時から。開誠館中3年夏に全国大会出場。167センチ、60キロ。血液型A。家族は両親と弟。
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