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浜松開誠館・赤い稲妻③（スポーツ報知）
ＭＦ若尾直哉、陸上強豪校も羨むスピード＆スタミナで突破…浜松開誠館・赤い稲妻（３） 全国高校サッカー１２・２８開幕
12/2(金) 10:58配信0
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右ウィングバックの若尾直哉（３年）は、無尽蔵のスタミナが大きな武器だ。左サイドの前田康尋主将（３年）同様に、アップダウンを何度も繰り返して攻守に奮闘。５０メートル６秒２のスピードを生かし、ＤＦ八巻涼真（２年）とのコンビで右サイドを突破し、矢のようなクロスで得点のチャンスをつくり出す。
その心肺能力は幼い頃から飛び抜けていた。浜松・中ノ町小の校内マラソン大会は１年時から６年連続で優勝。６年生の冬には市町対抗駅伝の浜松市中央チームのメンバーに選ばれて、２区を激走した。
天竜中時代はサッカーと陸上を兼部。ＦＷとして活躍しつつ、西部駅伝では１区を担当した。「高校ではサッカーをやろうと決めていた」と開誠館に進んだものの、３年時には陸上競技の強豪校から声をかけられたという。
初戦の相手が前回大会準優勝の大津（熊本）に決まり、「楽しみです」と目を輝かせる。全力で８０分間ボールを追い続け、球際の強さを発揮して奪い取る。「全員がハードワークするところが開誠館の強さ。見ている人が驚くようなプレーを見せたい」。豊富な運動量で、格上の強豪を圧倒する準備はできている。 （里見 祐司）
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